
不知火 恭
しらぬい きょう
所属: 2年1組 放送委員会
身長: 175cm
体重: 62kg
誕生日: 11月9日
髪: レモンイエロー
目: ルビーレッド
あだ名: おきょう
一人称: 俺
二人称: あんた、呼び捨て、あっくん(能登のこと)アイツ(一也のこと)
得意科目: 公民
モチーフ: 狐、マイク、メロンクリームソーダ
通学時間: 30分
通学手段: バス
「陰暦七月末ごろの夜、無数に見える火影。それが『不知火』なんよ」
生い立ち
京都の秋風が吹く季節に不知火恭は産まれた。父は由緒ある京都の呉服店「不知火呉服屋」の社長で、恭はそのまま呉服屋の跡を継ぎ、由緒正しい京都の歴史の一幕を守る存在になる……はずだった。不知火一也という従兄弟に会うまでは。
話は、恭がまだ幼稚園児だった頃に遡る。年に一度、全ての親戚が不知火呉服屋の最高権力者である大爺様のもとを訪れるお正月。しんしんと雪が降り積もる寒い日。毎年のように親戚一同が顔を見合わせてお互いの腹の内を探り合う一日が流れる、と誰もが思っていた時に、家の玄関を誰かが叩いた。そこには、恭の父の兄、つまり恭にとって叔父が立っていた。
叔父は不知火家では認められない恋愛をし、家から勘当され追い出された不知火呉服屋の裏切り者だった。そんな裏切り者である叔父は家を離れた後、地方で小さな結婚式をあげ、その後子ども授かっていたらしい。しかし、妻に先立たれてしまったため、子どもを育てる金が欲しくてわざわざこの親戚の集まりに来たのだ。
恭はその時の親戚一同が叔父さんに向けた冷たい視線を今でもはっきりと覚えている。真冬の凍てついた川の水よりも、痛いほどに冷たい視線と侮蔑。そんな視線を浴びている叔父さんの後ろから着ぶくれして出てきたのは、赤い髪をし、美しい青い目をもった、自分と同い年ぐらいの子供だった。それが不知火一也との出会いだ。
その当時、不知火呉服屋を支えていたのは、間違いなく恭の父親だった。呉服屋の全てを管理し、新しい仕事に手を付け、死に物狂いで働いてきた。ワンマンと言われるかもしれないが、恭の父は様々な手法を持って仕事を進めてきたのだ。時には怪しい組織に金を払ってまで、呉服屋を守り続けていた。呉服屋の主としての誇りと自信があった。
その為、恭の父は自分も実の兄へ侮蔑の視線を向けながら、一也の父を大爺様へ通してあげるように話をつけた。「見捨てるのは寝覚めが悪い」「どうせ気難しい大爺様のことだ、一蹴して終わりだろうが、どこかでこの関係が使えるかもしれない」「だから今日は恩を売っておこう」その程度の気持ちだった。
大爺様は一也と一也の父と共に屋敷の奥で話をし、結局大爺様は一也の父をもう一度家に入れることにしたのだった。
それから毎年、一也の父は一也と共に正月の集まりや盆に顔を出すようになった。気づけばその頻度は上がり、いつの間にか一也の父は恭の父と並んで仕事をするようになった。一也と恭はいとこ同士同学年ということもあり、同じ小学校に通い、放課後は一緒に遊ぶようになった。一也の父は恭と一也が遊ぶことに関して何も言わなかったが、恭の父は「ずいぶん楽しそうやなぁ」と冷たい視線を向けることもあった。
恭と一也が小学校5年生の正月。もう少しで6年生になるねという時期に、大爺様は一也と恭、それからそれぞれの父親と親戚一同を座敷に座らせた。大爺様は「次の跡取りを指名する」としゃがれた声で言った。恭の父は、大爺様は正式な話を聞かせるために皆を呼んだのだ、と信じて疑わなかった。自分は、死に物狂いで仕事をしてきた。売り上げも伸びている。ほかの支店も繁盛している。息子の恭も思慮深く、しっかりしている子に育った。あの裏切り者の子供とはわけが違うんだ。うちの子はちゃんとした妻と俺の子供だ。あんな雑種が選ばれるわけがない…と。
しかし、大爺様は一也を跡取りに指名した。理由は「一也のほうが早く生まれた」だった。
確かに一也と恭の産まれた日には、10日と少しの差があった。しかしながら、その小さな差で一也の方が次期当主に選ばれてしまったのだ。大爺様の意見に恭の父は異論を叫ぶ。一也の父は血の気の引いている恭父の顔を見て一言「もう決まったことだ」と言った。
「汚らわしいどこの女の血ともわからないガキを時期当主?俺の次の?馬鹿なことを言うな!」「決まったことだ。わからないのか。大爺様はそう仰っている」「あの日、お前を座敷にあげるように言ったのは俺だぞ!忘れたのか恩知らずが!あのまま露頭で親子ともども野垂れ死ねばよかったんだ!」「忘れるものか、忘れるものか!!お前は、お前たちはあの日俺のことをまるで野生の汚い獣を見る目で見た!あの雪辱を、あの侮辱を忘れるか!妻が死んだ俺の悲しみがわかるか!大爺様の決定は絶対だ!俺の息子が次期当主だ!それに従ってもらう!!!!」
飾れられた花瓶の花は無残に散り、酒は畳に零れ落ち、女中や他の大人たちが父親達を止めようと必死になった。その時恭は、どうすればいいかわからず、おろおろと周りを見ていた。飛んできた正月用の盃が近くに落ちて欠けた。不安な心持のなか、ふと、恭は一也を見た。一也はまるで知らん顔で、出されていたお膳の煮豆や魚、雑煮を食っていた。まるで何も起きていないように、そんなことどうでもいいと言わんばかり食べていた。恭は初めてその光景に一也との「差」を感じたのだ。その様子を見た大爺様は立ち上がり、一也の方へ歩み寄った。一也に何かをささやくと、次は恭の方へ近寄って笑いながら言った「お前にはうちを守る器量がない」と。
父親同士は大喧嘩の末、恭の父は大祖父様の意見を覆すために、京都の本店ではなく大阪の支店舗で本家を超える商売を目指すことにした。その為、恭にはなんの意見も聞かずに大阪へ急遽引っ越し。そして恭に厳しい教育を強いる日々が始まった。様々な習い事を恭自身の意思とは関係なくさせられ、友達との時間も削られ、自分の好きなことをする暇もない。それでも彼は、親の期待に応えようと自分なりにも努力をした。しかし、本家に残った一也が大爺様の期待に応えた、という話をことあるごとに両親に聞かされ、器用な一也と毎日のように比べられ、肩身が狭い日々を過ごした。
一也が悪いわけではない。おかしいのは両親たちだと恭はわかっていた。わかっていたのだ。頭では分かっているが、感情の吐く場所と恨んで気持ちを発散させる場所が一也しかなく、また、一也もそんな恭の気持ちを汲んでいるようで、その勘の良さごと一也のことが日に日に大嫌いになっていった。
また、父親の事業拡大の為に、大阪へ引っ越しをしたのはいいが、小学校五年生の冬に引っ越しをして京都の人間が大阪で友達を作る…というのは難しく、恭にはなかなか友達ができなかった。中学生になっても友達ができない、どうしようかと不安に暮れている時。たまたま隣の家の少年が自分と同い年だということがわかった。気さくな子で初対面なのに家が隣だとわかると「俺イイこと思いついた!朝から起こしてくんね?俺夜更かししてるから全然起きれなくってさー。一緒に学校行こうぜ!そしたら俺、遅刻しねーし!」とモーニングコールを提案してくる良く言えばフレンドリーな、悪く言えば強引な男の子だ。それが「能登自重」である。恭は能登にどうして寝坊して遅刻してしまうのかを聞くと、能登は将来芸人になりたいんだという話をしてくれた。その上で能登は恭の声を褒め「すっごいいイイ声だから俺と一緒に漫才しない?」と誘う。恭の誰も見つけてくれなかった才能を最初に見抜いてくれたのは能登だったのだ。
その後、能登の勧めもあり中学で放送部に入ると、恭はその才能をみるみる開花させた。能登のおかげで友達も増え生活がうまく回り始めた頃に、今度は東京へ引っ越しをすると父に告げられる。中学2年生の冬のことだった。
あまり泣くことがなかった恭だったが、能登と離れるのだけは堪えたらしくその日はずっと部屋で泣いていた。
辛い気持ちを隠したまま能登に別れを告げ、引っ越しをし、東京の駅前を歩いていた。すると、同い年ぐらいの男に急に声をかけられた。ギターを背負っているその子は「召田禄郎」あだ名をめたろぐだと名乗った。話を聞くと自分が作詞した曲に出てくる青年に恭の姿がそっくりで、あまりにも似ていて驚いたから声をかけた、とのことだった。能登が居ない寂しさを彼で埋めれる訳がない。そう思いつつも、恭はめたろぐと名乗る青年と一緒に中学校最後の時期を過ごした。そうして彼は、めたろぐと一緒に極彩総合男子学園に進学し、晴れて極総生となった。現在は、大嫌いな一也と大好きなあっくんの両方が居る学園で、今日も放送委員長を務めている。
性格
基本はおだやかな性格だが、京都らしい嫌味を言うこともしばしば。意外と些細なことでも勝負となれば本気を出すタイプ。負けん気が強いし負けるのをひじょうに嫌っているのだが、本人は無自覚のようだ。
また、幼いころから周りにいた大人に気を使っていたせいか、高校生という年齢にしてはかなり気が利く。その上に、成績面も良く運動もしっかりできる優秀なタイプだ。共学に通って居たらさぞかしモテただろう。しかし、成績、運動神経ともに全てやや一也に劣っている。
そんなコンプレックスにまみれた中でも能登に褒められた「声」に関するものだけは、一也よりも才能があると信じている。また、実際に人を魅了する良い声をしている。放送委員会ではその才能をいかんなく発揮し、現在は恭の声ファンもいるほどだ。めたろぐもその才能をわかっており、いつか一緒にライブができればいいのに…と思っている。
交友関係
能登について:明るくてしょうもない冗談を言ってくれる能登が大大大好き。能登の為ならなんでもしてあげたいが、お笑いを一緒にするのだけは断り続けている。
いとこの一也について:その昔、一也に「何を考えてるかわかんない」と言われ深く傷ついたことがある。なんかもう全部嫌い
めたろぐについて:彼とは仲がいい、というよりもやや一方的に愛されている。よくめたろぐのライブに来てくれと言われるが気が向いたときにしか行ってない。めたろぐの歌う曲は嫌いではない
桐生と留について:留の言っていることは半分ぐらいしかわからないが、留自身は面白いので嫌いではない。桐生は見た目にそぐわず、悩みを親身に聞いてくれるので家族の愚痴をこぼしたりする。それなりにふたりとは仲がいい方だと思っている
同級生について:同級生とは仲がいいが、上級生下級生からは少し怖がられている。またクラスメイトに謎の恭のことを推しているオタクがいる
口調
柔らかい京都弁と関西弁が入り混じった方言がベース。放送委員としての活動時にはきれいな標準語で話す。
好きなこと
能登と一緒にすることはなんでも楽しくて好き。
めたろぐ君のライブに行くことは嫌いじゃないが、関係者でもないのに打ち上げに参加してくれと頼まれるのは勘弁してほしいと思っている
好きな食べ物
白みその味噌汁。だし巻き卵。だしの味が好き。
メロンクリームソーダ(あっ君に似てるからときめく)
レモン系の酸味の強い、柑橘系フレーバー
嫌いなこと
一也(存在)
女性の金切り声。発音の悪い声。大量のネギ
嫌いな食べ物
フライドポテト(顔にニキビができるから)レバー
趣味
あっくんと話すこと。部屋で飼っているペット(ベラ)の世話
特技
早口言葉。歌(カラオケはけっこう好き)
恐怖
あっくんともう一度離れること。両親や親戚すべて
長所
我慢強い。計画を立てるのが上手い
短所
一度見切った人間とは二度と仲良くしない。できない。
校内でよくいる場所
放送室。能登のクラス
家族構成
父、母(いとこは一也含め7人いる)
将来の夢
アナウンサー(両親には服屋を継ぐと言っている)
親について
父、ややヒステリックの女性的な顔。狐顔。母は優しいが気が弱い、父に言い返せないタイプ。同じく狐顔。
両親の経済状況
とても裕福
奨学金借りてる?
借りていない
土日何してるか
あっくんと知らないアイドルの物販に早朝から並んでる。その時に地下アイドルから連絡先聞かれたりしてるが、連絡先はあっくんに悪影響なので平気な顔で破って捨てている
好きなブランド
オニツカタイガー
昼飯食う場所
教室か屋上か中庭かであっくん達とお昼ご飯。または委員会の活動
①グリーンのキーケース
家の鍵が入っている
②スクールバッグ
ブランドものの光沢があるスクバ
③お弁当
シンプルな風呂敷に包まれたまげわっぱ弁当。中身は品のいいおかずがメイン(ひじき煮など)
④サーモスの水筒
保温保冷に優れた水筒。喉が渇くので飲み物は手放さない。正直飲み切ってすぐ学食でペットボトル買ってる
⑤ポーチ1
小さめシルバーのポーチ。ポーチ②とセットで売っていたのでそのまま使用している。
・iPod(めたろぐ君の歌ってるまだ発売されてない音源などが入っている)
・白いケーブルイヤホン(バスの行き帰りで使っているので高校入学して3本目。そろそろ次のが欲しい)
⑥ポーチ2
ポーチ1より大きめのグリーンのポーチ
・のど飴 龍角散のど飴など薬系ののど飴を必要な分だけ入れている
・リップ シャネルのメンズ用リップ。京都の叔母さんが恭のツラが好きで親戚の集まりに行ったらくれた。あまり使ってない
・リップその2:あっくんが中学の時の冬にくれたリップ。もう中身は空っぽだけどお守り代わりに持ち歩いている
・お守り:商売繁盛のご利益。京都の実家の近所のやつ
⑦ノート
ルーズリーフ派 科目ごとにちゃんと分けている
⑧筆箱
深緑の筆箱。けっこう乱雑に扱ってるが実は5000円ぐらいする。
それを知らない能登が学食のラーメンの汁ぶっかけたことがある。
中身は3色ボールペンとシャーペンと消しゴムと蛍光ペンと付箋程度
⑨教科書
必要な分だけ持って帰り、不必要な分は置き勉してる
⑩ノート2
委員会のメモを残すノート。というかメモ帳
雑多にいろいろ書いてる
⑪財布
薄く軽い、高級品質の黒財布 父から中学の時に誕生日でもらった
⑫手帳
濃いブラウンの手帳。遊びの約束や委員会の日程を記入する